チェルシー、ヘンダーソン2発でボーンマス粉砕!5発快勝でトップ5浮上

BBC

ジョーダン・ヘンダーソンがチェルシーでの初ゴールを含む2得点を挙げ、新天地を圧倒的な勝利へと導いた。

36歳のミッドフィールダーはホームデビュー戦に臨むと、開始わずか68秒でポストの内側を叩くシュートを決めて先制点をマーク。さらに後半にもゴールを奪った。

ジョアン・ペドロも2得点を記録し、モーガン・ロジャーズもゴールを挙げた。

ボーンマスはエヴァニウソンの得点で一時1-3と追い上げ、反撃への望みをつないだものの、最終的には大敗。マルコ・ローゼ新監督の下、プレミアリーグでの未勝利が続いている。

チェルシーのゴールラッシュは2分に始まった。コール・パーマーのスルーパスに抜け出したヘンダーソンが、ペナルティーエリア内からカーブをかけたシュートを放ち、ゴールポストの内側に当ててネットを揺らした。これがチームのファーストシュートだった。

なお、パーマーはキックオフの数時間前に、2034年までの新契約にサインしたことが発表されていた。

そのわずか84秒後、ヘンダーソンはロジャーズへパスを通す。ロジャーズのクロス性のシュートは、DFアントニオ・シウバに触れてコースが変わり、GKジョルジェ・ペトロヴィッチの頭上を越えてゴールへ。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を経て、ロジャーズの今季4得点目として認められた。

序盤から不用意なボールロストが目立ったボーンマスだったが、反撃を試みる。ブラジル人FWラヤンがシュートを放つも、ボールはクロスバーの上へ。その後、ボーンマスは徐々に落ち着きを取り戻した。

しかし、前半途中にはヘンダーソンがペナルティーエリア手前から浮き球のシュートを放ち、追加点を脅かした。

35分にはラヤンがGKと1対1のチャンスを迎えたものの、シュートはセーブされた。反対側のゴールでは、チェルシーのGKエミリアーノ・マルティネスがライアン・クリスティのシュートを阻止。さらに前半終了直前には、シウバのヘディングシュートも防いだ。

ボーンマスはハーフタイムにベン・ガノン=ドークを投入したが、後半開始からわずか30秒で3失点目を喫する。

ペドロ・ネトがシウバのミスに素早く反応し、ジョアン・ペドロへボールを供給。ジョアン・ペドロはゴール右上隅へ強烈なシュートを突き刺した。

5分後、ボーンマスが反撃する。危険なコーナーキックからペナルティーエリア内のゴールエリア付近にボールがこぼれると、モイセス・カイセドのクリアがエヴァニウソンに当たってゴールへ入り、スコアは3-1となった。

しかし、チェルシーはすぐさま突き放す。ペップ・チャバリアのクロスをジョアン・ペドロが押し込み、この日2点目を記録。さらにヘンダーソンが約23メートルの位置からフリーキックを放ち、ペトロヴィッチの守るゴールを破って試合を締めくくった。

チェルシーはこれで公式戦4試合ぶりの勝利を挙げ、リーグ順位をトップ5へと引き上げた。一方、ボーンマスは得失点差によってかろうじて降格圏を上回る位置にとどまっている。

30分には、パーマーが誤ってライアン・クリスティをカイセドと接触させる場面があった。この接触ではチェルシーのミッドフィールダーがより大きなダメージを受けた。

数分間ピッチに倒れ込んでいたカイセドだったが、やがて立ち上がると、スタンフォード・ブリッジの観客から拍手が送られた。

この反応には、ホームサポーターの安堵が表れていた。シーズン序盤、チェルシーの中盤の選手層には懸念が寄せられていたからだ。

カイセドは、古巣ブライトンとの試合で途中出場した際にふくらはぎの問題が再発。その影響で、今季の出場時間はわずか14分にとどまっていた。

一方、ヘンダーソンも負傷からの復帰を目指していた。イングランド代表として臨んだワールドカップで、メキシコ戦の勝利後に喜びを爆発させ、広告看板を飛び越えようとした際に不自然な着地をして腕を負傷していた。

チェルシーはこれまで4通りの中盤の組み合わせを試し、同じ組み合わせを2試合連続で起用したのも一度だけだった。しかし、この試合ではヘンダーソンとカイセドを初めて同時に先発起用することができた。

ヘンダーソンはインターナショナルブレーク前のブレントフォード戦で、チェルシー加入後初めてフル出場を果たし、好印象を残していた。

また、彼の獲得にはリーダーシップへの期待もあった。チェルシーは昨季、プレミアリーグで最も平均年齢の低いチームだったが、ヘンダーソンに加えてダニー・ウェルベック、エミリアーノ・マルティネスという30歳以上の選手3人を獲得し、経験値の補強を図っていた。

もっとも、カイセドもチェルシーにとって最も重要な選手の一人と広く評価されている。とりわけ、移籍市場最終日に中盤の補強候補を誰一人獲得できなかったことを踏まえれば、その重要性はさらに増している。

チェルシーはこの試合前、リーグ開幕からの5試合で12失点を喫しており、これはリーグ最多だった。しかし、ボーンマス戦では失点を1に抑え、今季のプレミアリーグの相手との試合では最少失点を記録した。

無失点試合こそ実現できなかったものの、カイセドとヘンダーソンが中盤にもたらした安定感は、シャビ・アロンソ監督にとって明るい材料となるはずだ。

ジョアン・ペドロ、ロジャーズ、パーマーを中心とする攻撃陣が結果を残し続けるなか、中盤の守備面でも改善の兆しが見えた。

ボーンマスはこれまで、試合終盤の失点によって勝利を逃すケースが目立っていた。しかし、今回のチェルシー戦では立ち上がりの失点が大きな問題となった。

ヘンダーソンの見事な先制ゴールについては、ボーンマスにとって不運な面もあった。それでも、前半を通じてボール保持時のプレーが不安定で、相手にプレッシャーをかける隙を与えてしまった。

その結果が、ロジャーズに決められた2点目だった。

開始からわずか2分30秒で2点のビハインドを背負ったボーンマスにとって、チェルシーから勝ち点を持ち帰ることは極めて難しい状況となった。それだけに、後半開始直後にシウバが再びミスを犯したことは、ローゼ監督にとって大きな懸念材料となる。

ボーンマスがプレミアリーグで開幕6試合を終えて一度も勝利できなかったのは、今回がクラブ史上2度目だ。

前回はローゼ監督の前任者であるアンドニ・イラオラ監督の時代だった。イラオラ監督は就任後、最初の9試合で勝利を挙げられなかったものの、その後はクラブの現代史において最も成功した監督の一人といえる実績を残した。

もちろん、ローゼ監督がリーグ戦の立て直しとクラブ初の欧州大会参戦を両立させようとするなか、想定外の問題も発生している。

インターナショナルブレーク中には、主力MFアレックス・スコットが負傷した。スコットは試合前から痛みを抱えていたにもかかわらず、イングランド代表として初めて先発出場を果たしていたが、その後の負傷により最大6週間の離脱が見込まれている。

さらに、攻撃の重要な選手であるイーライ・ジュニア・クルピも、プレシーズン中に負った大きな負傷の影響で、復帰は11月になる見通しだ。

ローゼ監督は試合後、次のように語った。

「良いプレーができなかった。特に前半と後半の両方で、あのような立ち上がりになってしまったことを考えれば、敗戦は妥当だった」

「チェルシーが試合の立ち上がりから積極的に入り、多くのゴールを決めるチームであることは分かっていた。その情報に対して、チームをうまく対応させられなかったのは私の責任だ」

「これまでの試合では、良いパフォーマンスを見せながらも、悪い時間帯のプレーによって苦しんできた。今日は苦しんだ一方で、良い時間帯もあった」

「我々は準備ができておらず、鋭さも足りなかった。プレスも多くの場面で、ボーンマスらしいものではなかった。今日は良い試合ができなかったが、こういうことは起こり得る。開幕6試合で勝ち点3という現実に向き合わなければならない」

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