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マンチェスター・シティを率いるエンツォ・マレスカ監督は、プレミアリーグの財務規則に関する重大な違反でクラブがすべての訴因について有罪と認定されたことを受け、初めて記者会見に臨んだ。指揮官はクラブの経営陣に対する全面的な信頼を強調し、控訴での逆転に自信を示している。
マレスカ監督、クラブの控訴勝利を確信
マレスカ監督は、独立委員会による有罪認定が発表されて以降、初めて記者会見に出席。クラブのオーナーや経営陣が控訴で勝利できると確信していると明かした。
「私はオーナー、スポーツディレクター、CEO、そして組織全体を100%全面的に信頼している。そこに疑いはない」
さらに、クラブが控訴で勝利するとの見通しを示し、次のように語った。
「彼らは最終的に控訴で勝てると確信していると思う」
また、今回の問題についてクラブと話し合ったことは認めつつも、現時点ではサッカーに集中する姿勢を強調。控訴に勝利したときこそ、今回の件について語るべきタイミングだとの考えを示した。
財務規則違反をめぐる判決とシティの主張
独立委員会は、2009-10シーズンから2017-18シーズンにかけて、マンチェスター・シティが複数の商業パートナーとの間で実態を伴わない契約を結び、クラブの収益を人為的に8億3,000万ポンド増加させる資金調達の仕組みを構築していたと認定した。
これに対し、シティは先週金曜日に控訴を正式に表明。クラブは無実を主張し、今回の判断について、法律や原則、事実認定に重大な誤りがあり、安全性を欠くものだと批判している。
マレスカ監督は、今回の判決に関する独立委員会の調査結果をまだ読んでいないことも明かした。
「私はクラブを信頼している。私の関心はサッカーにある。ほかのことについては、多くを理解しているわけではない」
そのうえで、選手たちとともにピッチ上の仕事に集中し、外部からの騒音に対処していく必要があると語った。
過去のタイトルに疑いなし、ペップ時代の功績を擁護
問題となった期間に獲得したタイトルの価値が損なわれるのかと問われると、マレスカ監督は明確に否定した。
「絶対にそんなことはない。当時の選手たち、クラブ、そして監督だったペップ・グアルディオラの努力を知っている。だから、そこに疑いはない」
また、マンチェスター・シティ以外に自分が指揮を執りたいクラブはないとも述べ、クラブへの強い帰属意識を示した。
マレスカ監督は2022-23シーズン、三冠を達成したグアルディオラ監督の下でアシスタントコーチを務めた経験がある。今年夏にグアルディオラの後任として指揮官に就任しただけに、今回の問題に対するクラブの姿勢を熟知していると強調した。
記者会見で冷静な対応、英メディアも高く評価
スカイ・スポーツのチーフ特派員カヴェ・ソルヘコル氏は、マレスカ監督の記者会見での対応を「メディア対応の模範」と評価した。
厳しい質問が相次ぐなかでも指揮官は冷静さを保ち、経営陣への信頼と控訴への期待を繰り返すにとどめた。表情や態度にも追い詰められた様子はなく、最後まで一貫したメッセージを発信したという。
一方、スカイ・スポーツのローラ・ハンター記者は、マレスカ監督が予想以上に率直に語ったと分析。現在、シティがリーグ首位に立っていることも、監督にとって追及をかわす材料になっていると指摘した。
ただし、今後チームの成績が悪化すれば、今回の問題が選手たちに影響を及ぼしているのか、外部からの批判がチームの集中力を乱しているのかといった質問が増える可能性がある。
次戦はリバプール戦、アンフィールドで真価が問われる
マンチェスター・シティは10月11日、敵地アンフィールドでリバプールと対戦する。
シティは開幕から5連勝を記録し、リーグ首位を走っている。一方、リバプールもアンドニ・イラオラ監督の就任後、ここまで無敗を維持しているが、開幕5試合で3引き分けを喫しており、タイトル争いに向けた重要な試金石となる。
今回の有罪判決を受け、アンフィールドではホームサポーターから厳しい反応が予想される。マレスカ監督も、これまで以上に厳しい雰囲気になる可能性を認め、選手たちに団結を求めた。
「我々は状況の深刻さを理解している。外部の騒音に対処しなければならない。アンフィールドに行き、試合に勝つことが必要だ」
控訴の行方が注目されるなか、マレスカ監督にとっては、ピッチ上の結果によってチームの集中力と結束力を証明する重要な一戦となる。



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