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マンチェスター・シティがプレミアリーグの財務規則に関する重大な違反で有罪認定されたことを受け、過去に獲得したタイトルやトロフィーが剥奪された場合に何が起こるのかが注目されている。
独立委員会は2009-10シーズンから2017-18シーズンまでの期間について、シティがプレミアリーグの財務規則に関するすべての訴えで有罪だったと認定した。この9シーズンの間、シティはプレミアリーグ3回、FAカップ1回、リーグカップ3回、コミュニティ・シールド1回を獲得している。
シティは違反を否定しており、10月2日までに控訴することを表明している。制裁については今後、独立委員会とのさらなる審理で扱われる予定だ。
タイトル剥奪ならユナイテッドとリバプールは?
シティは対象期間中、2012年、2014年、2018年にプレミアリーグを制覇した。
もしタイトルが単純に2位チームへ与えられるのであれば、2012年と2018年はマンチェスター・ユナイテッド、2014年はリバプールがタイトルを獲得することになる。
その場合、ユナイテッドのプレミアリーグ優勝回数は15回となり、2012年はサー・アレックス・ファーガソン、2018年はオレ・グンナー・スールシャールのタイトルとして扱われる。一方、リバプールにはユルゲン・クロップ時代の2度目のリーグタイトルが加わることになる。
ただし、シティのタイトルが剥奪された場合でも、必ずしも順位表を書き換えて2位以下のクラブを繰り上げるとは限らない。ユベントスがカルチョポリ事件への関与を理由に2004-05シーズンのセリエAタイトルを剥奪された際には、タイトルは空位のままとなった。
シティの成績そのものが抹消された場合
もう一つの可能性として、2009-10シーズンから2017-18シーズンまでのシティのリーグ戦記録そのものを抹消する方法も考えられる。
この場合、シティとの試合結果が各クラブの勝ち点から除外されるため、順位や残留争いにも影響が及ぶことになる。
それでもタイトルについては、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールがシティに代わって優勝クラブとなる計算になる。
また、9シーズンの中でシティの結果が抹消されれば降格を免れることになるクラブも存在する。2010-11シーズンのブラックプールは、シティの結果を除外した場合、ウォルバーハンプトンに代わって残留できる唯一のクラブとされている。
欧州大会の出場権にも影響
シティの順位が変更されれば、過去の欧州大会出場権にも影響する可能性がある。
対象となる9シーズンのうち4シーズンでは、シティがエバートンを上回ったことで、エバートンが欧州大会出場を逃していた。
2013-14シーズンにはエバートンが5位となり、シティを含む上位4クラブがチャンピオンズリーグに出場したため、エバートンはヨーロッパリーグ出場権を獲得している。
トッテナムも対象期間中の4シーズンで、シティが上位に入ったことでチャンピオンズリーグ出場を逃し、そのたびにヨーロッパリーグで戦っていた。
さらにマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシーも、シティが上位に入ったことでチャンピオンズリーグ出場を逃したシーズンがある。リバプール、マンチェスター・ユナイテッド、スウォンジー、サウサンプトンも、シティの順位によって欧州大会出場権を逃したとされている。
FAカップやリーグカップはどうなる?
リーグ戦だけでなく、国内カップ戦のタイトルも対象期間に含まれている。
シティは2011年のFAカップ決勝でストークを破り、35年ぶりとなる主要タイトルを獲得した。当時ストークを率いていたトニー・ピューリスは、今回の問題を受けて「だまされたように感じる」との思いを示している。
また、シティは2014年にサンダーランド、2016年にリバプール、2018年にアーセナルを破ってリーグカップを制覇。2012年にはチェルシーを下してコミュニティ・シールドも獲得した。
サンダーランドは1973年のFAカップ以来、タイトルから遠ざかっている。また、2016年のリーグカップではリバプールがPK戦の末に敗れ、ユルゲン・クロップにとって初のタイトル獲得を阻んだ。2018年のリーグカップではアーセナルが敗れ、アーセン・ベンゲル監督の最後のシーズンをタイトルで締めくくることもできなかった。
ただし、現時点ではタイトルやカップ戦の扱いについて最終的な制裁は決まっていない。シティは控訴する方針を示しており、今後の審理によって具体的な処分と過去のタイトルの扱いが決まることになる。



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