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元トッテナム、チェルシー指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノが、マンチェスター・シティの財務規則違反問題について言及した。
プレミアリーグとマンチェスター・シティの間で争われてきた115件の規則違反疑惑をめぐっては、独立法廷が判断を下したと報じられており、現在は控訴手続きへ移行する段階にあるとされている。
ポチェッティーノ「スポーツの公平性が存在しなかった」
2014年から2019年までトッテナムを率い、2023-24シーズンにはチェルシーを指揮したポチェッティーノは、この問題がサッカー界の歴史そのものを歪めてしまったとの見解を示した。
『ガーディアン』の取材に通訳を介して応じたポチェッティーノは、「結局のところ、スポーツの公平性が存在しなかった時代を経験した。では、そのことで傷ついたすべてのものを、どうやって修復するのか」とコメント。
さらに「もしそれが事実なら、私たちは『不正の時代』を生きてきたことになる」と語った。
「どんな処分でも時間は戻せない」
ポチェッティーノは、仮にシティへの処分が決定したとしても、過去に生じた影響を完全に取り戻すことはできないと指摘した。
「どのような処分であっても、時間を巻き戻すことはできない。すでに多くのダメージが生じている。結局、多くのクラブがルールを守り、一部のクラブは守らなかった」と述べている。
一方、マンチェスター・シティのハルドゥーン・アル・ムバラク会長は、クラブがこの問題で潔白を証明すると改めて主張している。また、フェラン・ソリアーノCEOは、プレミアリーグとの法廷闘争が結論に至るまで数年を要する可能性があるとの見方を示している。
プリスも「だまされたような気持ち」
この問題に反応したのはポチェッティーノだけではない。かつてストーク・シティを率いたトニー・プリスも、シティの問題が過去のタイトル争いに与える影響について言及した。
シティが2011年のFAカップ決勝でストーク・シティを破り、35年ぶりとなる主要タイトルを獲得した当時、プリスはストークを指揮していた。
プリスは『BBC Sport』のコラムで、「ストーク・シティのFAカップはいつ返してもらえるのか。それが、金曜日にマンチェスター・シティが115件の財務規則違反の大部分について有罪とされたとのニュースが出て以来、すべてのストークファンが私に聞いていることだ」と記した。
さらに「私もまったく同じことを考えた。マンチェスター・シティは控訴すると予想されているため、手続きはまだ終わっていない。それでも、この判決と一連の状況には非常に嫌な後味が残っている」と語った。
「あの日を取り戻すことはできない」
プリスは、他のタイトルやトロフィーが返還される可能性は低いとの見方を示し、「勝ち点剥奪と巨額の罰金のほうがはるかに可能性が高い」と指摘した。
そのうえで「それでも私はだまされたような気持ちだ。これから何が起きようとも、あの日を取り戻すことはできない。ストーク=オン=トレントで、カップとメダルを手にして祝う機会は二度と戻ってこない。私たちは本当に懸命に戦ったのだから」とコメントしている。
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンドもプリスの発言に反応し、プリスにFAカップ優勝メダルを贈るための署名活動を始めようとSNSに投稿した。
なお、マンチェスター・シティは一連の不正行為を全面的に否定している。今後は控訴手続きの行方と、最終的にどのような判断・処分が下されるのかが焦点となる。



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