TEAM TALK
マンチェスター・ユナイテッドに所属するアンドレイ・サントスが、ブラジル代表として臨んだインドとの親善試合に先発出場した。しかし、そのパフォーマンスは母国メディアから絶賛されるものではなく、今夏にチェルシーから獲得したユナイテッドの補強方針にも疑問の声が上がっている。
カルロ・アンチェロッティ監督率いるブラジル代表は、土曜日にコルカタのヴィヴェーカーナンダ・ユバ・バーラティ・クリランガンでインドと対戦し、4-0で快勝した。
今夏、チェルシーから総額5000万ポンドで加入した22歳のサントスは先発出場を果たしたものの、61分に元アーセナルのガブリエウ・マルティネッリと交代。出場中はシュート1本、チャンスメーク1回、パス成功率91.2%を記録し、タックルも2回成功させた。
ブラジルメディアの評価は、まずまずといったところだった。
『Globo』は10点満点中6点を与え、「守備面で安定感を見せ、後方からのビルドアップにも貢献した。ピッチ全体をカバーし、効果的にスペースを埋めていた」と評価した。
一方、『GZH』も6点を付け、「無難なプレーに終始した。大きなミスはなかったものの、特別な何かを生み出すこともなかった」と指摘している。
サントスは今季、マイケル・キャリック監督の下でマンチェスター・ユナイテッドのレギュラー定着に苦しんでいる。
プレミアリーグでは先発出場がわずか1試合にとどまり、チャンピオンズリーグでも出場時間はわずか26分。さらに、代表ウィーク明けにはカルロス・バレバが起用可能になる見通しであり、サントスにとって定期的な出場機会を得ることは、さらに難しくなる可能性がある。
こうした状況を受け、元選手や解説者からは、ユナイテッドがチェルシーからサントスを獲得した判断そのものに疑問を呈する声が相次いでいる。
9月上旬、元マンチェスター・ユナイテッドのポール・インスは、『The Mirror』を通じて、サントスとバレバの獲得に疑問を投げかけた。
「ユナイテッドが、すでにコビー・メイヌーを擁しているにもかかわらず、サントスに5000万ポンド、バレバに7000万ポンドを費やした理由が理解できない」
「その資金は別のポジションに使うべきだったのではないか。例えば、サイドバックや、トップ2、3を目指すためのストライカーの補強だ」
また、元ユナイテッドのポール・スコールズも、9月に出演したポッドキャスト『The Good, The Bad and The Football』で、クラブの補強戦略を厳しく批判した。
「残念ながら、今のマンチェスター・ユナイテッドは、補強によってリーグ優勝を目指そうとしているクラブには見えない」
「サントスやバレバなど、フィジカル面で優れた選手を獲得した。しかし、サントスはチェルシーで11試合しか出場していなかった選手だ。実際にはチェルシーで47試合に出場しているが、いずれにしても5000万ポンドを支払った選手が、今はチームに入れていない」
「シーズン開幕時にマンチェスター・ユナイテッドが獲得すべきなのは、リーグ優勝を狙えると確信できる選手であるべきだ。今のチームは、そこからほど遠い」
さらに、マイケル・キャリック監督が昨季に築いた基盤を維持することが優先されているように感じると述べ、獲得した選手たちがチームを改善できていないとの見解を示した。
一方、元ユナイテッドのウェイン・ルーニーも、先月『The United Stand』で中盤の補強バランスに疑問を呈している。
「ティーレマンスを獲得し、サントスを獲得し、さらにバレバも獲得した。バレバは良い補強だと思うし、ピッチに立てば違いを生み出せる選手だ」
「しかし、そうなるとサントスはベンチに座ることになる。バレバが復帰したら、今度はティーレマンスがベンチに回るのか。メイヌーがベンチに座るのか。それともバレバ自身が控えになるのか」
「ここ数試合でユナイテッドのベストプレーヤーの一人だったメイヌーまでベンチに追いやられる可能性がある。サントスが監督の構想に入っていないのであれば、なぜその資金をサイドバックや、明らかに必要だったストライカーの補強に使わなかったのか」
今夏に大きな期待を背負って加入したサントスだが、現時点では十分な出場機会を得られず、獲得に費やした移籍金に見合う活躍を示せているとは言い難い。
もっとも、まだシーズン序盤であり、今後のパフォーマンス次第で評価が変わる余地は十分にある。
しかし、バレバの復帰によって中盤の競争が激化するなか、サントスがどのようにキャリック監督の信頼を勝ち取るのか。ユナイテッドの補強戦略の是非とともに、今後の動向が注目される。



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